
CBX400F, CBX550F Carburetor Overhaul Procedure / CBX400F/CBX550F Parts List
はじめに
こんにちは、じぇいぴーです!
バイクの部品注文や取付にはメーカーの「パーツリスト/パーツカタログ」が欠かせませんが、旧車ではこれら自体が廃版のことも多く、純正品番の確認だけでも一苦労です。
そこで当ブログでは、各部の純正部品番号(商品番号)を備忘録として整理し、必要に応じて交換のコツも添えています。
セルフメンテやリフレッシュの際の参考になれば幸いです(作業は自己責任でお願いします)。
※ 車種・年式・仕様により適合が異なる場合がありますので、現物・サービスマニュアルで最終確認のうえご利用ください。
※ 生産当時の表現が含まれるため、現在の法令や時代背景にそぐわない記載がある場合があります。
≪目次≫
- はじめに
- CBXのタイプ
- CBX400F、CBX550Fの号機管理と打刻位置
- 略語について
- 部品番号について
- 部品の希望小売価格について
- 安全に関する重要なご注意
- よく使う道具
- パーツリスト表紙
- キャブレターのパーツリスト
- キャブレターの主要パーツ
- 5. スロージェット
- 6. スロットルバルブ
- 7. ダイヤフラムスプリング
- 8. ガスケット類
- ガスケットセットのパーツリスト
CBXのタイプ
この記事では、CBX400F(CBX400FC)、CBX400Fインテグラ(CBX400F2C)、CBX550Fインテグラ(CBX550F2D)、CBX400F(CBX400FF)をご紹介いたします。
もうやばいですね。良いサウンドが聞こえてくるようです。

CBX400F、CBX550Fの号機管理と打刻位置
CBX400F、CBX550Fの号機管理と打刻位置は、下記の画像の通りです。
キャブレターアッセンブリーはエンジン号機で管理されていますが、その構成部品は、下記アンダーラインで示したキャブレター号機で管理されています。

略語について
パーツリストに使われいる略語の内容は、下記のとおりです。

部品番号について
パーツリストに記載された当時の部品番号を掲載していますが、製品の改良等により、現行品の品番が変更されている場合もあります。
正確を期すため、ご注文前に次の点をご確認ください。
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オリジナル部品と、注文予定の部品のサイズ・形状の照合
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ショッピングサイト等で当該部品の適合車種の確認
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メーカー・販売店・専門家への問い合わせ
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ChatGPT などを活用した追加情報の収集
あわせて、部品名も参考にしてください。
なお、すでに廃盤となっている部品も含まれておりますので、その場合はリプロダクトパーツ(通称「リプロ品」)の取得をご検討ください。
部品の希望小売価格について
パーツリスト第6版は1988年3月20日に編集されています。初版は1981年10月20日です。
安全に関する重要なご注意
本パーツリストを用いて車両の取り扱い・整備を行うと、現行の安全基準に適合しない可能性があり、整備不良や思わぬ怪我につながるおそれがあります。
当ブログは参考資料としてご覧いただき、本記事のみに基づいた整備や操作は行わないでください。整備は必ずメーカーの最新サービスマニュアルに従い、必要に応じて有資格の専門家へご相談ください。
部品選定について
誤ったサイズ・規格の部品を使用すると、以下の不具合を招く可能性があります。純正部品と同一のサイズ・規格(または純正同等品)のご使用を強く推奨します。
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強度不足/締め付けトルク不足
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電圧不足や電装系の不具合
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オイル漏れ・ガソリン漏れ
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異音・動作不良・取り回し不具合
経年劣化について
ボルト・ナット等の金属部品や、ガスケット・インシュレーター等のゴム製品は、長年の振動や熱により強度・柔軟性が低下し、破断・亀裂の原因となります。
これらの消耗品は早めの交換をご検討ください。
免責
本記事の情報に基づく行為により生じたいかなる損害についても、当ブログは責任を負いかねます。
よく使う道具
バイク整備に便利な道具をご紹介します。いざという時に手元に無いと購入までに時間がかかってしまいますので、可能であれば事前に用意しておきましょう。
修理に出すと工賃として数万円~数十万円は当然のようにかかってきますので、そのお金を道具に向けて、自分で直してしまいましょう!そっちの方が確実にバイクに対する理解と愛が深まりますよ!
海外(ドイツやスイス)の工具メーカーに憧れてしまいがちですが、国内にもVESSEL(ベッセル)や京都機械工具(KTC)、TONEなど、高い強度でガタが少なく、しかも高すぎない優れたメーカーがあります。
廉価品の工具は、がたつきが大きく、すぐに曲がったり折れたりするので避けましょう。
ドライバー
バイク整備で使うプラスドライバーは、#2(2番)が最も汎用的で必須でカウルやハンドル周りなど幅広く対応できます。#3(3番)はエンジン回りなど力が必要な場面に便利で、#1(1番)はメーターや電装系の小ネジ用です。
マイナスは長いものが便利ですが、セットで持っている方が様々ないシーンに対応できます。
短いプラスドライバーは、フロートチャンバーを外すときに便利です。
電動ドライバー
電動ドライバーがあるとボルトの数が多いケース類の開閉が格段に速くなります。インパクトドライバーだと大きくて重すぎるので「ベッセル」の電ドラボールがおすすめです。USBのタイプにご注意ください。
キャブドライバー
キャブ調整は、先端が薄い特殊なマイナスでないと調整できないことが多いです。
ソケットレンチ
ソケットレンチは、使う頻度が一番高いかもしれませんので良いものを。
メガネレンチ
一般的にバイク整備では27mmまであれば十分だと思います。ホイールをトルクレンチで締めるとき、反対側のボルトの押さえにも使います。
ラチェットめがねレンチセット
ソケットレンチが使えない場所に使います。
ケースがあると片付けが楽になります。
私は廉価品セットの10mmが折れたので、別途TONEの10mmに買い換えました。
プラグレンチ
おすすめの組合せは、1. 安くて強いTONEのプラグソケット(18mm、差込角9.5mm)と2. 確かな品質のKTCのユニバーサルジョイント9.5mmです。
- トネ(TONE) プラグソケット(6角・マグネット付) 3P-18S 差込角9.5mm(3/8") 二面幅18mm ソケットにもラチェットにも対応。
- 京都機械工具(KTC) ユニバーサルジョイント 9.5mm (3/8インチ) BJ3-H
六角棒レンチセット
廉価品が折れたのでKTCのものを買いました。KTCの鍛造品は丈夫なので信頼して使っています(まだ折れたことはありません)。
シンプルでコンパクトなケースもGood!
ラジオペンチ
キャブレターのワイヤーやフューエルホースクリップを外すときなどに便利です。
私は廉価品の先端を曲げてしまいました。その後KTCに買い換えました。
T型レンチ
私が持っている唯一の高級工具は、KTCネプロスのT型レンチです。
力も入りやすいし、クルクル回るし、先端が薄くてかっこいいです。
シートやカバー類を外すときに多用しています。
8mm、10mm、12mmがあればOKです。
4連同調バキュームゲージ&ガソリンサブタンク
ノギス
フューエルホースや、ビス、ナットなどの汎用品を購入したいとき、ノギスがあれば同様のサイズの製品をアマゾンやホームセンターで安く買える可能性があります。
こちらは丈夫で精度も高く、ケース付きでお買い得です。
ピックツール
ワイヤーやスプリングをひっかけるときに重宝します。
安物は強度がなくてすぐに曲がってしまいますので、PB SWISS TOOLSがおすすめです。
その他備品
パーツクリーナーやロールタオルはたくさん使いますので常にストックを置いておきましょう。
潤滑剤で最高峰のベルハンマーは、ひとつ持っておくと固着した金属もつるりと動くので重宝しますよ。
パーツリスト表紙

キャブレターのパーツリスト
以下は、CBX400F,CBX400Fインテグラ,CBX550Fインテグラキャブレター周りのパーツリストです。部品発注や整備の参考になさってください。




キャブレターの主要パーツ
1. キャブレター本体(ASSY)
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役割:燃料と空気を適切な比率で混合し、エンジンに供給する装置の中心部。
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不調のサイン:アイドリング不安定、エンジン始動性悪化、加速の谷間、燃費悪化。
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交換時期:基本的に丸ごと交換は不要。定期的な清掃と消耗部品交換で対応。事故や大きな破損があれば本体ごと交換。
2. フロート
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役割:フロートチャンバー内の燃料量を一定に保つための浮き。燃料弁(フロートバルブ)と連動。
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不調のサイン:燃料がオーバーフローして漏れる、始動直後からプラグがかぶる。
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交換時期:変形・ひび割れ・燃料吸い込みが見られたら交換。目安は10年以上経過車両で点検必須。
3. フロートバルブ
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役割:フロートの上下動に合わせて燃料の流入を止めたり開けたりする弁。
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不調のサイン:キャブ下部からの燃料漏れ、アイドリング不安定、オーバーフロー。
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交換時期:摩耗やシートの傷付きがあれば即交換。オーバーホールごとに点検推奨。
4. メインジェット
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役割:高回転域で噴出される燃料の量を決める小さな穴。番手によって燃調を調整。
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不調のサイン:高回転での息つき、加速しない、焼けすぎでプラグ真っ白。
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交換時期:摩耗や詰まりがあれば清掃または交換。10年超の旧車は新品交換推奨。
5. スロージェット
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役割:アイドリング~低回転での燃料供給を担当。
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不調のサイン:アイドリング不調、エンスト、スロットル開け始めで息つき。
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交換時期:目詰まりが多いため清掃頻度高め。オーバーホールのたびに点検・場合により交換。
6. スロットルバルブ
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役割:キャブの開度を調整する部品で、空気流量を決定する。加速性能に直結。
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不調のサイン:レスポンスの遅れ、戻り不良、アイドリング高止まり。
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交換時期:摩耗や傷で気密性が落ちた場合。10万km級走行車両は要点検。
7. ダイヤフラムスプリング
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役割:負圧で動くピストンバルブを押し戻すバネ。スロットル開閉を安定させる。
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不調のサイン:加速時のもたつき、回転上昇の鈍さ、エンジン息つき。
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交換時期:バネのヘタリやサビがあれば交換。20年以上経過車両では予防交換も推奨。
8. ガスケット類
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役割:キャブ内部の気密・燃料漏れ防止。フロートチャンバーやトップカバーに使用。
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不調のサイン:ガソリンにじみ、二次エア吸い込み、キャブ外部の燃料臭。
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交換時期:再利用不可。キャブ分解時には必ず新品交換。
✅ まとめると、キャブレターは本体よりも 消耗部品(フロート・ニードルバルブ・ジェット・ガスケット類) がトラブルの原因になりやすいです。
オーバーホール=消耗品一式交換 が基本的な整備方針です。
ガスケットセットのパーツリスト
以下は、CBX400F,CBX400Fインテグラ,CBX550Fインテグラのガスケットセットのキャブレター周りのパーツリストです。部品発注や整備の参考になさってください。


今回は、以上となります。
安全第一にバイクライフをお楽しみください。
じぇいぴー