Iron Horse Heartbeat~Japanese Classic Motorcycle Parts & Service Manuals~

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Z750・RS:Z2(ゼッツー)のキャブレターの部品番号と部品名が知りたい_パーツカタログ

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Z750/RS:Z2  I want to know the part number and part name of the Z2 carburetor - Parts Catalog

はじめに

1973年9月に発表され、同年 11月1日に発売 された カワサキ 750・RS(通称 Z2)
輸出仕様のZ1(903cc)の国内版として登場し、国内自主規制により排気量を750ccに縮小しながらも、圧倒的な存在感と走行性能で当時のライダーを魅了しました。

発売当時の価格は 365,000円
最高出力 69PS/9,000rpm、最大トルク 5.9kg-m/7,500rpm を誇り、車重約 230kg にもかかわらず鋭い加速性能を発揮しました。最高速は実測で 200km/h近く に達し、750ccクラスの国産車としては群を抜く性能でした。

Z2は「ナナハンブーム」の火付け役となり、1970年代の国内二輪市場を席巻。現在でもクラシックZシリーズの象徴として、コアなファンやレストア愛好家から絶大な支持を受けています。現在の中古市場では400万円~1,000万円。

しかし発売から半世紀が経過し、純正パーツの入手は年々困難になっています。特にエンジンの心臓部ともいえる キャブレター は消耗品の集合体であり、オーバーホールや修理には正確な 部品番号(パーツナンバー) の把握が欠かせません。

本ブログでは、750・RS(Z2)のキャブレターに関する部品番号や部品名 を整理し、オーバーホールやメンテナンス作業に役立つ情報をご紹介します。
「純正のパーツ番号を知りたい」「リペアキットの選び方に迷っている」という方にとって、参考となれば幸いです。

よく使う道具

バイク整備に便利な道具をご紹介します。いざという時に手元に無いと購入までに時間がかかってしまいますので、可能であれば事前に用意しておきましょう。

修理に出すと工賃として数万円~数十万円は当然のようにかかってきますので、そのお金を道具に向けて、自分で直してしまいましょう!そっちの方が確実にバイクに対する理解と愛が深まりますよ!

海外(ドイツやスイス)の工具メーカーに憧れてしまいがちですが、国内にもVESSEL(ベッセル)京都機械工具(KTC)TONEなど、高い強度でガタが少なく、しかも高すぎない優れたメーカーがあります。

廉価品の工具は、がたつきが大きく、すぐに曲がったり折れたりするので避けましょう。

ドライバー

バイク整備で使うプラスドライバーは、#2(2番)が最も汎用的で必須でカウルやハンドル周りなど幅広く対応できます。#3(3番)はエンジン回りなど力が必要な場面に便利で、#1(1番)はメーターや電装系の小ネジ用です。

マイナスは長いものが便利ですが、セットで持っている方が様々ないシーンに対応できます。

短いプラスドライバーは、フロートチャンバーを外すときに便利です。

電動ドライバー

電動ドライバーがあるとボルトの数が多いケース類の開閉が格段に速くなります。インパクトドライバーだと大きくて重すぎるので「ベッセル」の電ドラボールがおすすめです。USBのタイプにご注意ください。

キャブドライバー

キャブ調整は、先端が薄い特殊なマイナスでないと調整できないことが多いです。

ソケットレンチ

ソケットレンチは、使う頻度が一番高いかもしれませんので良いものを。

メガネレンチ

一般的にバイク整備では27mmまであれば十分だと思います。ホイールをトルクレンチで締めるとき、反対側のボルトの押さえにも使います。

ラチェットめがねレンチセット

ソケットレンチが使えない場所に使います。

ケースがあると片付けが楽になります。

私は廉価品セットの10mmが折れたので、別途TONEの10mmに買い換えました。

プラグレンチ

おすすめの組合せは、1. 安くて強いTONEのプラグソケット(18mm、差込角9.5mm)と2. 確かな品質のKTCのユニバーサルジョイント9.5mmです。

六角棒レンチセット

廉価品が折れたのでKTCのものを買いました。KTCの鍛造品は丈夫なので信頼して使っています(まだ折れたことはありません)。

シンプルでコンパクトなケースもGood!

ラジオペンチ

キャブレターのワイヤーやフューエルホースクリップを外すときなどに便利です。

私は廉価品の先端を曲げてしまいました。その後KTCに買い換えました。

T型レンチ

私が持っている唯一の高級工具は、KTCネプロスのT型レンチです。

力も入りやすいし、クルクル回るし、先端が薄くてかっこいいです。

シートやカバー類を外すときに多用しています。

8mm、10mm、12mmがあればOKです。

4連同調バキュームゲージ&ガソリンサブタンク

ノギス

フューエルホースや、ビス、ナットなどの汎用品を購入したいとき、ノギスがあれば同様のサイズの製品をアマゾンやホームセンターで安く買える可能性があります。

こちらは丈夫で精度も高く、ケース付きでお買い得です。

ピックツール

ワイヤーやスプリングをひっかけるときに重宝します。

安物は強度がなくてすぐに曲がってしまいますので、PB SWISS TOOLSがおすすめです。

その他備品

パーツクリーナーやロールタオルはたくさん使いますので常にストックを置いておきましょう。

潤滑剤で最高峰のベルハンマーは、ひとつ持っておくと固着した金属もつるりと動くので重宝しますよ。

キャブレターのパーツカタログ

以下には、Z2のキャブレター関連部品が多数記載されています。

キャブレター図面

出典:川崎重工業株式会社発動機事業本部/カワサキオートバイ販売株式会社 パーツカタログ 750・RS:Z2

Z2のパーツカタログ キャブレター

出典:川崎重工業株式会社発動機事業本部/カワサキオートバイ販売株式会社 パーツカタログ 750・RS:Z2

出典:出典:川崎重工業株式会社発動機事業本部/カワサキオートバイ販売株式会社 パーツカタログ 750・RS:Z2

出典:川崎重工業株式会社発動機事業本部/カワサキオートバイ販売株式会社 パーツカタログ 750・RS:Z2

Z2のキャブレターに関する代表的な部品

1. フロート

役割:キャブ内の燃料面を一定に保ち、燃料供給を安定させる。
不調のサイン:オーバーフロー、燃料不足による息つき、始動不良。
交換時期:割れやガソリン吸い込みで浮力が低下した時。10年以上経過品は要点検。


2. フロートバルブアッシー

役割:フロートと連動し燃料の流入を制御。正しい燃料面を維持する。
不調のサイン:ガソリン漏れ、プラグかぶり、燃費悪化。
交換時期:摩耗や当たり面の劣化時。オーバーホール時に要点検。


3. フロートチャンバーガスケット

役割:キャブレター下部を密閉し、燃料漏れを防ぐ。
不調のサイン:キャブ下部からの燃料滲み、ガソリン臭。
交換時期:分解時は新品交換が基本。ゴムの硬化や変形時も交換。


4. メインジェット

役割:中~高回転域での燃料供給を決定する。
不調のサイン:高速でのパワー不足、息つき、プラグ焼けの異常。
交換時期:腐食や詰まりがある時、または番手変更時。


5. パイロットジェット

役割:アイドリング~低開度域での燃料供給を行う。
不調のサイン:アイドリング不安定、エンスト、始動困難。
交換時期:詰まりや腐食がある時。定期オーバーホールで点検・清掃。


6. ジェットニードル

役割:スロットル開度に応じて燃料流量を調整。中速域を担当。
不調のサイン:加速時のもたつき、燃調の狂い。摩耗で段付きが出る。
交換時期:摩耗や腐食が見られたら。2回に1回のオーバーホールで点検推奨。


7. ニードルジェット

役割:ジェットニードルと組み合わせて燃料を噴射。摩耗すると混合比が変わる。
不調のサイン:加速時の濃すぎ症状、黒煙、燃費悪化。
交換時期:摩耗が確認された時。ジェットニードルとセットで交換が望ましい。


8. スロットルバルブ

役割:スロットル開度で空気流量を調整し、燃料供給量に直結。
不調のサイン:アイドリング不調、回転が戻らない、操作が重い。
交換時期:摩耗や傷で隙間が広がった時。動作が渋い場合は清掃・点検。


9. スロットルシャフト

役割:スロットルバルブを駆動するシャフト。複数キャブの同調を支える。
不調のサイン:アイドリングのバラつき、エア吸い込み、スロットルの引っかかり。
交換時期:ガタや摩耗が出た時。ブッシュと併せて交換推奨。


10. Oリング(各種シール部)

役割:キャブ接合部の密閉を保ち、燃料漏れや二次エアの侵入を防ぐ。
不調のサイン:ガソリン滲み、二次エア混入によるアイドリング不安定。
交換時期:分解時は基本新品交換。経年劣化が避けられないゴム部品。


11. チョーク(スタータープランジャー)

役割:冷間始動時にガソリンを多く供給し、エンジンをかけやすくする。
不調のサイン:冬場の始動困難、チョークを引いても回転が上がらない、解除後に黒煙が出る。
交換時期:ゴムシール劣化による効きの低下時、またはレバー・ワイヤー固着時。


まとめ

Z2キャブレターは非常に精密な構造を持ち、燃料と空気のバランスを緻密に制御しています。
ゴム部品(Oリング・ガスケット・プランジャーシールなど)は分解時に新品交換が必須で、金属部品も摩耗や腐食のチェックが欠かせません。定期的なオーバーホールがZ2の快調な走りを守ります。

 

今回は以上となります。

最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございました。